「ヘルスケアプロモーション」とは、生活者が自らの特性と健康を意識し、改善するための方法を理解し、生活をコントロールしていけるようになるプロセス及び活動です。
私たちスマートヘルスケア協会(Smart HealthCare Association)は、このヘルスケアプロモーションを支援する(健康サポート)(※1.ページ内リンク)薬局やドラッグストア、健康支援サービスを提供する施設に対し、事業モデルの創出(※2.ページ内リンク)、サービス提供に必要となる環境作り、IT技術の活用に係わる学際的・総合的な研究及び教育活動を行うとともに、その成果を社会に発信し、生活者の健康及び生活の質を向上させ、ひいては社会的な貢献を積極的に果たしていくことを目的とします。
◉※1.ヘルスケアプロモーションの支援(健康サポート)に必要な提供機能
当協会では、生活者の行動を変えていくためには、自分の身体状態を把握することと、得られた結果を行動に活かす知識が必要だと考えます。そこで、下図にあるようなヘルスケアプロモーションの支援(健康サポート)に必要な提供機能の育成、環境作り等を支援いたします。
◉※2.事業モデルの創出
スマートヘルス協会では、生活者個人が参加する健康長寿社会実現を目ざして、薬局やドラッグストア、健康支援サービスを提供する施設を中心とするインフラを活用した“予防・未病”領域におけるビジネスモデル創出を目的として、認証および研修事業を実施します。この取組のためには、下記のキーポイントを大切にしています。
1.『生活者主体』であること
健康寿命社会の実現は、単に“命”の延長ではなくの個人の幸せの継続を目ざすことから、得られる幸せを享受する生活者個人の参加・行動変容が重要であると意識した事業モデルを創出します。
2.『社会課題の解決型事業モデル』であること
既存、新規の商材、サービスを、社会的課題解決と結び合わせ、経済的継続性を考慮した事業モデルを創出します。
3.デジタルトランスフォーメーション(DX)
当協会で目ざす予防・未病領域における事業モデルは、サービスモデル循環のためにDXによる変革が必要だと考えています。賛助会員企業と事業協働の参画を得るとともに、協会の要認証事業として構築していきます。社会保障システムにおいて健康・生活を支える行政や保険者が係わるデータヘルス計画に関わり、保険者向けサービスをパートナー企業と提携して創出いたします。
※現在取り組んでいる事業モデル
・がん検診未受診者事業
・ポリファーマシー対策事業
・医療費適正化事業 等
我が国は、日本再興戦略や健康・医療戦略等を踏まえ、『国民の健康寿命が延伸する社会』を構築し、国民が健やかに生活し、また老いることができる社会を目指した、予防・健康管理等に係る様々な取り組みを進めています。その取り組みにおいては、生活者個人が自己健康管理を進める為に、自らの特性と健康を意識し、改善するための方法を理解し、生活をコントロールしていけるようになるプロセス及び活動、「ヘルスケアプロモーション」が重要となります。生活者個人、そして取り巻く社会環境や企業の意識および動機付けを高めていかないと、本質的な健康寿命延伸社会は構築できないと考えられます。
期待される健康寿命延伸産業の1つとして、自己で採取した血液を用いた生化学測定が検体測定事業と明文化され、健診弱者等の支援サービスに提供可能となったことや、日々の健康状態をバイタルデータ測定し見える化させるウェアラブルデバイスが創出され、著しいスピードで市場に発表されている中で、薬局やドラッグストア、ならびに健康支援サービス提供施設などが、これらのサービスや機器を生活者が選択し、適切に利用できる環境を構築し、サポートできる専門者を育成していくことが大変重要であると考えられます。
私達は、こうしたサービスや機器の提供が、生活者のヘルスケアプロモーションに対して、適切に提供されるように、サービスの運用や人材の教育に必要な資料の作成や教育プログラムの提供、また提供されるサービスに係わる研究開発とその機能評価を実践することにより、生活者の健康及び生活の質を向上させ、ひいては社会の発展に寄与することを目的として、ここにスマートヘルスケア協会(Smart HealthCare Association)を設立するものであります。
当法人は、生活者が自らの特性と健康を意識し、改善するための方法を理解し、生活をコントロールしていけるようになるプロセス及び活動(ヘルスケアプロモーション)に関する学際的・総合的な研究及び教育活動を行うとともに、その成果を社会に発信し社会的な貢献を積極的に果たしていくことを目的とし、その目的を達成するため、次に掲げる種類の非営利活動を行う。